男性特有の症状として、性的な刺激を受けても性器がしっかりと勃起しないEDというものがあります。そして勃起不全になってしまうと満足に性交渉を行うことができないので、仕組みから原因を突き止めて対策を練らなければなりません。
自分がEDかも?と思い始めるきっかけ
自分がEDになっているかもしれないと思うきっかけはみなさん共通していて、頭で考えていることとは裏腹にペニスが反応しないことです。頭では興奮していなくても、触覚に働きかければ勃起したのに、その反応がなくなったということもあります。そしてそのシーンは人によって様々です。長期間性行為から離れている内に、気付けばEDになってしまっていたということもあり得ます。病気や事故など、日常生活に大きな影響を与える要素もEDの原因になります。
勃起不全になるペニスの仕組み
男性の身体は性的な刺激を受けると、脳から特定の信号が送られます。そして血流がペニスで止められることにより海綿体部分に溜まって固くなるという仕組みです。この一連の仕組みが働くためには神経と血管を始めとして様々な手順があるので、どれかひとつに異常があると勃起不全が起こります。
脳からペニスに至るまでの神経を伝達する仕組みのどこかに異常があったり、血流をしっかり止めることができなかったりなど様々な原因が考えられます。通常の身体であれば勃起をして役目を終えると、元の状態に戻るための作用が働きますが、その際に誤作動が起こることもあります。
勃起不全になる大きな要因は3タイプある
勃起不全になってしまう原因のひとつは、器質性と呼ばれる身体的なものです。病気やケガによって、神経や血管など必要な部分のどこかが異常をきたしてしまいます。そして身体に問題がなくても、ストレスなどがきっかけとなって精神的に勃起不全になってしまう心因性の原因もあります。
また器質性と心因性の原因は必ずしも独立して勃起不全を起こすとは限らず、混合性のEDになる場合もあります。これら3つのタイプが勃起不全・EDの代表的な原因です。
ED治療に効果的な薬
ED治療に使用する薬は複数ありますが、作用の基本は共通していて勃起不全を引き起こす作用のある酵素を阻害する仕組みになっています。
そうすることで強制的な勃起ではなく、性的な刺激への反応ができるようになります。複数の種類の中には1時間程度で作用し始めて5時間ほど持続できるものや、ゆっくりと効果が表れて24時間以上継続できるものなど異なるものがあります。またこれらの薬は精神ではなく身体にのみ働きかけるため、心因性のEDにも有効です。これらのED治療に効果的な薬はジェネリック医薬品や海外のものを含めると多くありますが、専門家の指示を仰がず服用することは副作用のリスクを高めます。必ず、医療機関に相談したうえで、医師がすすめるED治療に効果的な「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」のいずれかを服用するようにしましょう。
おわりに
勃起不全はその仕組みを理解して原因を突き止めることで、治療することは可能です。しかし、個人で行える対策には限界があります。自分ひとりで悩みを抱え込むことなく、専門家の判断を仰いで効率的に治療をするようにしましょう。