日本国内で承認されているED治療薬にはバイアグラとレビトラ、シアリスの3種類があります。
バイアグラとレビトラは即効性があり、シアリスには遅効性があるという点が大きな違いです。
ED治療薬とは
ED治療薬には血管を拡張して血流を増進し、ペニスを勃起しやすくする効果があります。
日本国内では3種類が承認されています。
病院ではいずれかを処方してもらうことが可能です。
どのED治療薬を服用した場合もペニスを勃起させることができますが、短時間で強い効き目が欲しい場合はバイアグラやレビトラを選ぶとよいでしょう。
長時間にわたって効果を持続させたい場合はシアリスがおすすめです。
遅効性があるので体内で有効成分がゆっくりと吸収されます。
副作用が現れにくいというメリットもあります。
ED治療薬を服用できる人 できない人
ED治療薬を処方してもらうためには薬歴や既往歴の確認が必要です。
一般的に硝酸剤や一酸化窒素供与剤などを使用している場合、ED治療薬の服用が禁止されます。
各治療薬でそれぞれ併用できない薬剤が定められているので、十分注意しなければなりません。
また心筋梗塞の既往歴がある場合などにも服用が禁止されます。
脳梗塞や脳出血の既往歴がある場合は、発症後6か月以上経過していれば使用することが可能です。
低血圧や高血圧の場合も薬剤で正常値にコントロールされていれば処方可能となっています。
ED治療薬による持続効果時間の違い
ED治療薬は種類によって効果の現れ方や持続時間に違いがあります。
例えばバイアグラは空腹状態で性行為の約1時間前に服用すると30分ほどで効果が現れ、4時間から5時間ほど持続します。
レビトラは性行為の約1時間前に空腹状態で服用すると20分ほどで効果が現れます。
持続時間は10mgが5時間から6時間ほどで、20mgは8時間から10時間ほどです。
シアリスは性行為の約3時間前に摂取します。
1時間ほどで効果が現れますが、摂取後約3時間でピークを迎えます。
持続時間は10mgが20時間から24時間ほどで、20mgは30時間から36時間ほどです。
ED治療薬ごとの副作用
ED治療薬は血管を拡張する効果があるため顔のほてりや目の充血、頭痛などの副作用が現れます。
動悸や鼻づまり、筋肉痛などが見られることもあります。
これらの症状は有効成分が血管を拡張して血流を促進するのに伴って起こるものです。
基本的に症状は軽微なので問題はありません。
バイアグラとレビトラは即効性があるので副作用も発症しやすく、約9割の人に何らかの症状が見られます。
シアリスは遅効性があるので副作用を発症しにくいのが特徴です。
実際には発症するのは3割ほどとされています。
おわりに
日本国内ではバイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類のED治療薬が承認されています。
いずれもペニスを勃起させる効果があります。
ただし効果や副作用の現れ方、持続時間などに違いが存在します。
用途や自分の体質などを考慮して、最適なものを医師に相談して選ぶ必要があります。