脱毛や薄毛、男性型脱毛症といったAGA特有の症状の治療および改善が見込まれるプロペシアは効果的です。
しかし稀に副作用のリスクは報告されており、場合によっては病院への受診が求められます。
その判断の目安を知るにはプロペシアを理解すべきです。
プロペシアの薄毛改善治療効果
そもそもAGAと薄毛は原因が異なるので別々にされています。
前者は男性ホルモンが原因ですが、後者はストレスや病気が原因である事が多いからです。
プロペシアは原因が異なっていても脱毛に効果的で、抜け毛や薄毛が増加・促進した時点で服薬可能です。
特にAGAであれば尚更で、早期の対応が求められます。
男性のみに有効であるため、「男性における男性型脱毛症の進行遅延」と記載されているほどです。
そのため女性は服用できず、また他の脱毛症には効果がありません。
プロペシアを使うリスクと副作用
プロペシアの副作用はほとんど起こらないと言われていますが、リスクがあるのは確かです。
性欲減退や射精阻害といった男性機能の低下や肝機能障害によるだるさ、片側乳房肥大や薬物アレルギーなどが報告されています。
一部の報告は持病や他の薬との飲み合わせが原因である可能性があるため、体に違和感があれば病院に行きましょう。
そのうえで今後のプロペシアとの付き合い方を考えなくてはなりませんが、自身でケアするなら減薬するなどの方法が挙げられます。
プロペシアを継続使用すべき理由
プロペシアを継続的に使う理由はひとえに、長期間飲み続ければ効果が期待できるからです。
実際に薄毛に悩まされた人が服用を始めてから3か月後に抜け毛が収まっていき、6か月後には産毛が逞しくなり、12か月後には明らかに増毛していったとされています。
個人差はあるものの、効果がゆっくりと発揮されているケースが確認できている事は確かです。
逆に言えば、短時間かつ即効性を求めている人や服用を忘れる人には向いていないと言えます。
ちなみに毛髪がない状態の人にも向いておらず、その理由はあくまでプロペシアが脱毛抑制薬だからです。
プロペシアが薄毛改善に効く理由
プロペシアが薄毛改善に効く理由は男性ホルモンが関わっています。
正確にはジヒドロテストステロンという男性ホルモンの働きで、このホルモンが過剰に分泌されるとヘアサイクルの成長期が短縮されていくのです。
その作用は、通常であれば4年から6年も残る毛髪が数か月から1年で抜け落ちてしまうほどです。
プロペシアはこの男性ホルモンを作り出すテストステロンと呼ばれる男性ホルモン、そして特定の体内酵素の結びつきを妨害して分泌を抑制しているので効果的というわけです。
おわりに
プロペシアは男性向けの治療薬であり、女性の服用は推奨できません。
脱毛の原因となっている男性ホルモンの働きの阻害を抑制する事ができます。
ただし、副作用があるので体に異変を感じた場合は病院を受診するようにしましょう。